姉さんの友達はフランケンシュタイン 孝の苦労事件簿②




小夜子は彼に微笑みかけると、周りがざわついたのも構わずに、


さっさと教科書を広げた。


「よろしく」


挨拶代わりに小夜子が小さな声で言うと、


彼は驚いた様子だったものの、軽く会釈を返して来た。


(何だ、全然普通の子じゃない)


小夜子は少し安心してから、黒板の文字に目を走らせる事に集中した。


それが、大学生活の始まりだった。