「ぎええええええ!」
 
しかしソファーには、エリアルがさっきと同じようにそこにいて、

さっきと同じように姉さんの手を握っていた。

もういる!

「貴様何故そこに!!」

「イリュージョン!」
 
エリアルは、昨日テレビで見たマジシャンのポーズを真似した。
 
様になっているところが、余計憎たらしい。