姉さんの友達はフランケンシュタイン 孝の苦労事件簿②

 


でも、

「……よかった」
 
俺は、ほっと胸を撫で下ろした。
 
すると、また委員長が笑った。
 
俺がじっと睨むと、委員長は「まあまあ」となだめ、

「混乱させたお詫びにこれやるよ。

さっき自販機で買って来たんだけど」
 
委員長が俺の机にトンと置いたのは、飲み物の缶だった。

「何これ」
 
変わったラベルだった。