でも、 「……よかった」 俺は、ほっと胸を撫で下ろした。 すると、また委員長が笑った。 俺がじっと睨むと、委員長は「まあまあ」となだめ、 「混乱させたお詫びにこれやるよ。 さっき自販機で買って来たんだけど」 委員長が俺の机にトンと置いたのは、飲み物の缶だった。 「何これ」 変わったラベルだった。