例えば、賞味期限が迫ったマドレーヌや、 商品に出来ないロールケーキの切れ端など、 どうしても食品を作る場所では、無駄になってしまう物が出る。 形が悪くても、時間が経っていても、味が同じでタダなら、 そんなに嬉しい事はないだろう。 そんな不純な動機から、豊丸は早速その店に入って行き、 「いらっしゃいませ」と言われるなり、 「バイトさせて下さーい!」と叫んだのだという。