姉さんの友達はフランケンシュタイン 孝の苦労事件簿②




その後大学側に質問すると、

彼は自主退学したのだと言われたらしい。

しかも、彼の住所になっていたマンションは既に、

引き払われていたという。

そして彼のロッカーは、入学から一度も使われた痕跡が無く、

フランケンシュタインがそこにいたという証拠は、

どこにも残っていなかった。
 
姉さんの携帯電話に届いた、一通のメールを除いて。