姉さんの友達はフランケンシュタイン 孝の苦労事件簿②




「『本当にすまなかった』って……

償いをするって、もしかしてあの事件の事……?」
 
製薬会社の、火事の事だ。

エリアルが話した事と俺の話と、

姉さんに届いたメールを合わせて考えると、そういう事になった。

「もう会えないだろうって、書いてあったの。

記憶が戻ったのなら……もう、あんな事しないなら、

許したのに……。


せっかく、友達になれたと思ったのに……」