それと、姉さんは無事に回復した。 俺が買って来た風邪薬を拒否したのだが、 エリアルに説得されて、物凄く辛そうに飲んだら、 すぐに治ってしまった。 まあ、ほとんど治りかけていたのだろうけど。 しかしそれ以上に、驚いた事があった。 あのフランケンシュタインが送ったメールは、 姉さん宛てだったのだ。 恐らく、彼にとって最初で最後の一通。 さすがに本文は見せて貰えなかったが、 姉さんは泣いていた。