姉さんの友達はフランケンシュタイン 孝の苦労事件簿②




これはエリアルが、洗った所為だ。

「……だから、僕は大急ぎで家に帰って来て、

君のジャージを洗ったんだよ。

ただ、洗濯機の使い方を知らなかったから、手洗いだけどね。

『一生懸命感謝を込めて』洗ってたら、そうなってたんだ。

ごめん」
 
エリアルの怪力を忘れていた……俺が馬鹿だった。


(だからあいつ俺に『君が洗えばいい』って言ってたのか……)