結局、人に見られて説明を付けなければならなくなったのはエリアルではなく、 俺だった。 そして、俺のジャージはどうなったかというと……。 「……なあ、孝。 お前んちの洗濯機、フードプロセッサーの刃でも入ってんのか?」 委員長が、俺を見るなり怪訝そうに言った。 そりゃそうだ。 全体的に破けてるわ、ポケットは千切れてるわ、 袖は一部無いわ……酷い有様だった。 というより、エリアルが着ていた時より、 状態は明らかに悪くなっていた。