彼の死は自殺であり、他殺だった。 生き残ったのは剣太だったが、勝ったのは河合だった。 やがて室内に、炎が上がり始めた。 可燃性の薬品と、弾丸の火薬が反応したらしい。 剣太は、血が滴る腕を押えながら、ただ茫然と立ち尽くしていた。 化け物……化け物。 人間に造られた俺は、結局何だったのだろう。 人間ではなかったのだろうか。 博士は自分で言っていたように、 愚かだったのかもしれない。 始まりは、決して邪な思いではなかったはずなのに。