もう、自分でどうにかなるほど、力は残っていなかったので、 剣太は抵抗もしなかった。 丁度良い……どうせ少し前に、自分でやろうとした事なのだから。 今度こそ、このまま終わらせてくれ。 剣太は、静かに目を閉じた。 だが、引き金が引かれると思った瞬間、腕は急に動き出した。 そして、 「……お前は、馬鹿正直だな。 本当に馬鹿だ。こんな事で、許されると思うなよ」