そうだ。いくら忘れていたとはいえ、 取り返しが付かないほど、自分は他人の命を奪って来た。 嘘ではないから……事実だから、こんなにも苦しい。 「何がそんなにおかしい……」 「いや、もっとお前は傷付いていると思っていたんだがな…… ふふふっ……ひひひひ…… ああ、顔に出していないだけか……あはははは!」 そうして、ひとしきり笑うと、河合はケースを指差した。 「もういい……その手足は、お前に返してやるよ…… それと最後にもう一つ、いいものをくれてやろう……」