姉さんの友達はフランケンシュタイン 孝の苦労事件簿②

 


しばらく互いに沈黙したまま、ただ一代目だけが腐り続けた。

「……何故、俺を殺さない」
 
先に口を開いたのは、河合だった。
 
彼は、さも不思議そうに尋ねた。

「俺はもう、誰も傷付けることは無い。

誰一人として……それが、博士の望んだ俺の姿だ」

「あれだけ殺しておいてか!」
 
河合は、げらげら笑い出した。
 
剣太は、唇を噛み締めた。