溶液が流れ出し、ひび割れたケースの中から、 一代目が倒れるように現れると、みるみるうちに腐り始めた。 まるで、封印が解けたかのように。 (お前も……限界だったのか) 剣太はこの時初めて、一代目に同情をした。 生まれた時から醜く、誰からも―― 創造主である博士からも、愛されなかった化け物。 それどころか彼は、 誰かを愛する事さえ許されなかった。