だけど、それには一つまた別の問題が発生するのだ。 「……つーか、『俺が一人暮らしになる』って事は、エリアルが姉さんに付いて行くって事じゃないか!」 「そうね。だから私は、きっと二人暮らしになるわ」 「あはっ。もちろんさ!」 姉さんの会い向かい――俺の隣に座る外国人が、けらけら笑い出した。