とにかく、全てを壊してやろうと思った。 ガラスを割って、壁を砕いて、金属の管を折り曲げて、振り回して。 剣太は、破壊の限りを尽くした。 だが誰一人として、殺しはしなかった。 本当なら、一代目以外の最初の一人に手をかけてしまった時から、 博士との約束なんて破綻していた。 だが、それでも自分より弱いものを傷付けるのは、もう嫌だった。