姉さんの友達はフランケンシュタイン 孝の苦労事件簿②




とにかく、全てを壊してやろうと思った。

ガラスを割って、壁を砕いて、金属の管を折り曲げて、振り回して。

剣太は、破壊の限りを尽くした。

だが誰一人として、殺しはしなかった。

本当なら、一代目以外の最初の一人に手をかけてしまった時から、

博士との約束なんて破綻していた。

だが、それでも自分より弱いものを傷付けるのは、もう嫌だった。