『弾丸も、毒ガスも効きません、 何もかも破壊し尽くされて……ひっ』 その直後に、電話口から悲鳴が聞こえて来た。 おそらく、剣太の仕業だろう。 河合は電話が切れたのを確認すると、そのまま受話器から手を離した。 コードがびろりと伸び切って、壁にぶつかる。 だが、彼は自分でも不思議なくらいに冷静だった。 それどころか、妙に嬉しいとさえ思っていた。