「結局、これから君はどうするんだい?」

というエリアルの問いに、彼は、

「ちゃんと一代目が再起不能かを確かめてから、

奴らを壊してくる」と答えた。

「これで……最後だ」
 

毒を食わば皿まで。
 

覚悟なのか諦めなのか、彼は微笑んでさえいた。

「ここでお別れだ。

……ありがとう、お前達に出会わなければ、

俺は過ちを重ね続けるところだった」

「どういたしまして」
 
エリアルが、堂々と言った。