「……へえ」 俺は、それは絶対嘘だと思ったが、敢えて何も訊かない事にした。 いい気味だったのだが、もしもエリアルが本気で怒り出したら、 何が起こるか分からなかった。 だけど、確実にその矛先は俺に向いているのだろう。 ……つまり、仕返しが怖かった。