「したい事があって……その体だから出来ない? 僕の心臓が、持って行けないから手足が返して貰えない? ……それ、変じゃないか。いつまで縛られている気なんだよ」 フランケンシュタインの表情が変わった。 「思い出したなら、取り返せばいいじゃないか。 どうなるかは知らないけど、君は強いんだろう? 意地でも戦って、何なら駄目もとで奪い返せばいい。 だって他に君がやるべき事は、ちゃんと終わっているんだから……」