姉さんの友達はフランケンシュタイン 孝の苦労事件簿②




「したい事があって……その体だから出来ない?

僕の心臓が、持って行けないから手足が返して貰えない?

……それ、変じゃないか。いつまで縛られている気なんだよ」
 
フランケンシュタインの表情が変わった。

「思い出したなら、取り返せばいいじゃないか。

どうなるかは知らないけど、君は強いんだろう?

意地でも戦って、何なら駄目もとで奪い返せばいい。

だって他に君がやるべき事は、ちゃんと終わっているんだから……」