だけど、まだまだ言い足りない。 しかし、俺が大きく息を吸おうとしたら、 いきなりエリアルが俺の首根っこを掴んで、ぐいっと引き離した。 暴れたが、無駄だった。 そしてエリアルは、極めて冷静に話しかけた。 「この子は、ずっとこんな調子だから。 ……君が死のうとする度に、多分ずっとこうやって止めて邪魔して、 説教じみた事を言うと思うよ」 一方、フランケンシュタインは停止していた。