姉さんの友達はフランケンシュタイン 孝の苦労事件簿②




「あのなあ……何があったって、

自分で死んじゃー駄目なんだよ!

あんたの博士だって、そう言ってたんじゃねえのか!?

人を傷つけないように努力してたあんたが、

何でそれに気付かねえんだよ!

っていうかその『体』は、博士があんたに残した、

たった一つの遺品だったんじゃないのかよ!?


馬鹿ーっ!」
 

……一息で、言い切った。