彼の話から、今の彼の生活は全て、 その『組織』とやらが面倒を見て来たのだと分かった。 だけど、彼は自分がただ利用されていただけだと気付いたから、 二度とそこへは戻らないだろう。 しかしそれ以前に、彼の姿はもう、人間とはかけ離れていた。 歪に膨らんだ腕や脚。 ごてごてと飛び出した、物騒な兵器。 火薬の臭い、顔の傷、片方しか無くなった目。 とても、この狭い日本で、生きていけそうにはない。