姉さんの友達はフランケンシュタイン 孝の苦労事件簿②




全ては、博士の為に。
 
本当なら、ビクターは『博士』ではなかったのかもしれない。

彼は、職業科学者ではなかったから。

だけど、人造人間であるフランケンシュタインから見れば、

彼はどこまでも『博士』なのだった。

他に、呼びようが無かった。

どうしても許されない、ある呼び名を除いて。


「……そして、最後に辿り着いたのがこの国だった。

戦後間もなかった日本に、俺はGHQの軍人に混じって入国したんだ」