姉さんの友達はフランケンシュタイン 孝の苦労事件簿②




姉さんと俺は、また一緒に叫んだ。


だが、それでも理解出来なかったのか、


エリアルは姉さんに「何なんだ?」と尋ねた。


姉さんは、遂に堪えきれずに笑い出した。



「あははは!!エリアル!

『東京都(とうきょうと)』よ!『ひがしきょうと』じゃないわ!!」


「………え」



「まさかお前、勘違いしてたのか!?四十年間ずっと!!」



だんだん、エリアルの顔が赤らんできた。