姉さんと俺は、また一緒に叫んだ。 だが、それでも理解出来なかったのか、 エリアルは姉さんに「何なんだ?」と尋ねた。 姉さんは、遂に堪えきれずに笑い出した。 「あははは!!エリアル! 『東京都(とうきょうと)』よ!『ひがしきょうと』じゃないわ!!」 「………え」 「まさかお前、勘違いしてたのか!?四十年間ずっと!!」 だんだん、エリアルの顔が赤らんできた。