彼はただ、姉さんと俺を比較して感想を言っただけだろうが、 言われた俺にしてみれば『そっくりだから何なんだ』という話だ。 しかも彼は特別だ。 だから、余計に始末が悪かった。 あしらい方にしろ、親戚のおばちゃん連中相手とは訳が違う。 いつの間にかエリアルは、大きな瓦礫片を椅子の代わりにして、 そこにどっかりと座っていた。 しかし何の表情も浮かべず、ただ様子を眺めているのみだった。