姉さんの友達はフランケンシュタイン 孝の苦労事件簿②

 


しかし正直な話、刃物が横から飛び出している腕で撫でられても、怖いだけだった。

何かの拍子に耳を削がれそうな気がする。
 
そして、

「泣くな……小夜子」

(……違ぇ――っ!)
 
俺の涙は一秒で退いた。

(っていうか、何で姉さんの名前を知って……ああ、そうだ。

この人は、姉さんのクラスメイトだったんだっけ……忘れてた)