姉さんの友達はフランケンシュタイン 孝の苦労事件簿②




「わ、孝……どうしたんだよ……!」

「…………うるせぇ畜生……」
 
俺は、泣きたくないのに泣いていた。

これは、悔し泣きみたいなものだった。

こいつらは、てんで何も分かっていないのだ。

命が、どうして大切なのか。

人間には、どうして『寿命』なんてものがあるのか。

平和な生活をしてきた俺にだって、少しは分かりそうなものなのに。