「わ、孝……どうしたんだよ……!」 「…………うるせぇ畜生……」 俺は、泣きたくないのに泣いていた。 これは、悔し泣きみたいなものだった。 こいつらは、てんで何も分かっていないのだ。 命が、どうして大切なのか。 人間には、どうして『寿命』なんてものがあるのか。 平和な生活をしてきた俺にだって、少しは分かりそうなものなのに。