そして、殺されそうになっている彼も彼で、じろりと俺を睨むと、 いかにも迷惑そうにこう言った。 「止める必要はない。 ……このまま、殺せば良いんだ」 俺は、ぞくりとなった。 その声の冷たさだけにではない。 まるで他人事のような言い草だったからだ。 信じられなかった。 自分の命なのに……。