姉さんの友達はフランケンシュタイン 孝の苦労事件簿②

 


そうやって、俺達がぎゃーぎゃー騒いでいる時だった。
 
少し離れた場所に、むくりと起き上がる影があった。
 
フランケンシュタインだ。

(生きてたんだ……)

途端にエリアルの髪が一瞬ばっと逆立ち、

エリアルは再び『本気モード』になったが、

俺は咄嗟に待ったをかけた。