姉さんの友達はフランケンシュタイン 孝の苦労事件簿②




(あーあ。信用し切ってるんだな……)



しかし、次のエリアルの一言で、和やかな空気が固まった。


「えーと『東京都』…」


「えっ?」


姉さんと俺の声が、重なった。


「……エリアル、今何つった?」


俺が訊くと、エリアルは怪訝そうに顔を上げた。


「え?だから『東京都』……」



「ひがしきょうと!?」