やっとの思いでこの階(四階……階段を上るだけで、 結構なスリルと運動量だった)まで辿り着くと、 もう戦いが始まっていたこと。 エリアルが不利になったと思い、自分なりに目眩ましを考案したこと。 「ハア!?わざわざそんな事する必要なんて無かったのに!」 「うるせえ!俺は親切でやったんだぞ! しかも真っ暗な中で接着剤いじった所為で、 石持っていた方の指を犠牲にしたんだぜ!」