姉さんの友達はフランケンシュタイン 孝の苦労事件簿②



やっとの思いでこの階(四階……階段を上るだけで、

結構なスリルと運動量だった)まで辿り着くと、

もう戦いが始まっていたこと。
 
エリアルが不利になったと思い、自分なりに目眩ましを考案したこと。

「ハア!?わざわざそんな事する必要なんて無かったのに!」

「うるせえ!俺は親切でやったんだぞ!

しかも真っ暗な中で接着剤いじった所為で、

石持っていた方の指を犠牲にしたんだぜ!」