そして……認めたくはなかったものの、 とにかくエリアルの姿は、恐ろしかった。 髪は乱れに乱れまくり、体の至る所に自分の血だか返り血だか、 とにかく血液らしきものが付着していて、 目は真っ赤にぎらぎらと光り、口元に浮かべた笑みからは犬歯が覗き……。 「お……お、お……………ォツカレサン……」 今に至る。