姉さんの友達はフランケンシュタイン 孝の苦労事件簿②




そして……認めたくはなかったものの、

とにかくエリアルの姿は、恐ろしかった。
 
髪は乱れに乱れまくり、体の至る所に自分の血だか返り血だか、

とにかく血液らしきものが付着していて、

目は真っ赤にぎらぎらと光り、口元に浮かべた笑みからは犬歯が覗き……。

「お……お、お……………ォツカレサン……」
 

今に至る。