姉さんの友達はフランケンシュタイン 孝の苦労事件簿②




そして、自分の『半身』となった日本人の死体は、

あの時殺害された少年のものだった。



だが、その体が馴染んで動けるようになると、

剣太には『仕事』が待っていた。

標的は、専ら人外の者だった。

捕まえるだけの事もあれば、殺す時もあった。

剣太はただ、従った。


『一代目は逃げた』


ただ、その言葉を信じて……。