そして、自分の『半身』となった日本人の死体は、 あの時殺害された少年のものだった。 だが、その体が馴染んで動けるようになると、 剣太には『仕事』が待っていた。 標的は、専ら人外の者だった。 捕まえるだけの事もあれば、殺す時もあった。 剣太はただ、従った。 『一代目は逃げた』 ただ、その言葉を信じて……。