姉さんの友達はフランケンシュタイン 孝の苦労事件簿②

 


半分しかなくなった脳で、必死に剣太は考えていた。
 
こいつらは何者だろう。
 
自分は……どうなるのだろう。
 
身体の機能は、失われつつある血液と共に、終焉を迎えるはずだった。
 
それを、無理矢理現世に押し留めたのは、彼等だった。

きっとそれから自分は、何十年も眠っていたに違いない。