姉さんの友達はフランケンシュタイン 孝の苦労事件簿②



「落ち着けるもんかーっ!こっちは真剣なんだからね。もう嫌っ!!」


床に書類を撒き散らし、ソファーにぼふりと突っ込んだ。


そして、


「……あーあ。大学って何よ。いきなり厳しすぎるのよ…。

こうして考えてみると、高校の先生って優しかったんだな~……」


そんな切実な言葉を聞くと、俺まで不安になってくる。


今の姉さんは、来年の俺だ……。