一瞬だが、吹き出る血が見えた。 エリアルがたじろいだのも分かった。 (………うくっ) 俺は、恐怖を覚えた。 二人が動く度に、空気の振動が伝わって来るようだった。 びりびりとした殺気が、唯一の観戦者である俺に押し寄せて来るのだ。