エリアルが見据えた闇の先には、野生動物のように光二つの瞳があった。 左右で色が違ったが、そのぎらつき方に差は無かった。 「お前の心臓を寄越せ。 ……素直に従えば、それ以上追いはしない」 剣太は、感情を押し殺したような、抑揚の無い喋り方をした。 エリアルは失笑した。 「無理さ。 いくら不死身とはいえ、 僕も心臓を抜かれてまで生きていられるような気はしないんでね」 「それなら、奪うまでだ」