姉さんの友達はフランケンシュタイン 孝の苦労事件簿②




完全に息が上がり、呼吸が苦しかった。

口内に変な味が充満する上、鼻水が出て来る。

全力だな、俺……。

「……あー……」
 
俺は、闇夜にそびえ立つその建物を見上げた。
 
閉鎖されてから、何年も手が付けられていない元デパート。
 
何年も前に一度、どこかの企業が買い取って改装して使おうとした矢先に、

倒産してとうとうそのままになっている廃墟。