俺は再び靴を履き直し、外へ出た。 鍵をかける時に、ふと思い出した。 (そういや、エリアル今何してんだろ……) 妙に家の中が静かなのが気にかかったが、 これで俺が奴を刺激して、姉さんにまたちょっかいを出されては敵わないので、 放っておくことにした。 しかし俺はこの後しばらくして、エリアルの不審な姿を見ることになる。