そして、誰もいない部屋の窓の施錠を、 ガラス越しにデコピンのような仕草で解き、大人しく自分の部屋に向かった。 勿論、足音でばれないように、少しだけ浮遊して。 とりあえず、今だけは孝の言う通りにしておいてあげよう……。 珍しく、エリアルは引き下がった。