どうせ外に出るのだから、 ジュースか何か買って帰ろうという予定を取り止めにして。 俺は、まっすぐに帰宅した。 趣味を疑われるくらいならまだいいが、 (いやよくないけど)可愛らしいこのバッグを、 どこかで引っ手繰って来たものだと勘違いされたら困るからだ。 「ただいまー、姉さん……」 俺は家に入ると、姉さんの部屋に直行した。