そう言うと、エリアルは彼女の前髪をすいっと撫で上げ、額に唇を当てた。 小夜子の目が、驚きに大きく開かれた。 「おまじない」 吸熱シート越しの口付けだったが、エリアルはからかうように笑った。 しかし、 「……あれ? 大丈夫かい小夜子、顔が赤く……」 「何考えてんのよ馬鹿ーっ、 あっちいけーっ!」 小夜子は、頭まで布団を被り、ごろりと蓑虫状態になった。