大声が頭に響いたのか、小夜子は一瞬辛そうに顔を顰めた。 彼はしまった、と思った。 だが、謝ったのは小夜子の方だった。 「そっか……ごめんね」 小夜子の言葉に、エリアルはとても複雑な気持ちになった。 「……孝は、もう帰って来てる?」 「ええと……まだ、だよ」 「そう……」 小夜子は、ゆっくりと起き上った。