『不治の病に侵されていた為に、 半永久的な生命を提供した』 とでもいうのなら、きっとそれは美談に違いない。 致命的な怪我を負っていた、というのも同じだろう。 しかし、エリアルの場合は、そのどちらとも違った。 確かそれは真夜中で、蝋燭の火だけが照明として焚かれていた、月の無い日。 目が覚めた時、自分の顔を覗き込んでいたのは、 これまで面識の無い人間だった。