姉さんの友達はフランケンシュタイン 孝の苦労事件簿②




痩躯な自分より、遥かに体格の勝っていた、

むきむきの与太者に絡まれて圧勝した時には、自分の『強さ』を感じた。

その数日前に、吸血不足で力が出せず、

若い非力な女性にすら敵わないまでに体力が落ちた事すら忘れて、だ。

(幸いその時は、すぐ後に別の人間に仕掛けた不意打ちが成功し、事なきを得た)


書類や戸籍を誤魔化して、有名名門大学に入学卒業を繰り返した時は、

自分は誰よりも頭が良いのだと思った。


何百年も生きていれば、知識など嫌でも溜まっていく。

暇潰しに何かしらの学問を学べば、尚更だった。

それすら、忘れて。


全部、自分が傲っていただけだった。