(きっと、歳取っていったら、 もっと痛くなってくんだろうな……今更だけど) 駅に着き、俺は傘を閉じた。 一方その頃エリアルは、冷凍庫を漁っていた。 「………無い」 あると思っていたものが、存在していなかった。 彼は不機嫌そうに冷凍庫を閉じ、 孝の言葉を頭の中で繰り返した。 『枕の保冷剤替えるところまでだ』 (あんなにはっきり言ってたくせに……)