姉さんの友達はフランケンシュタイン 孝の苦労事件簿②

 


俺は、何も言えなかった。
 

昔から、苦手だった。

泣いている人を前に、何て言ってあげればいいのか、分からない。

口下手で、ついいらない事を滑らせてしまいそうで、怖い。

 
俺は、冷蔵庫に向かった。


「姉さん、ゼリー食べる?

最後の一個なんだけど……」
 

返事は無かった。

眠ってしまったようだった。


「あ……」
 

でも駄目だ。

姉さんを着替えさせなきゃ……!