姉さんの友達はフランケンシュタイン 孝の苦労事件簿②




「まじで?」
 

二人はリビングに入るなり、体力を使い果たしたように倒れ込んだ。
 

姉さんなんか、本当に眠ってしまった。
 

俺はとりあえず姉さんだけをソファーに寝かせ、

エリアルにはその辺にあったタオルケットを被せた。
 

すると、どことなく殺人現場に遺棄された死体みたいな事になった。
 

エリアルが疲れ切った声を出した。


「……何?」