「まじで?」 二人はリビングに入るなり、体力を使い果たしたように倒れ込んだ。 姉さんなんか、本当に眠ってしまった。 俺はとりあえず姉さんだけをソファーに寝かせ、 エリアルにはその辺にあったタオルケットを被せた。 すると、どことなく殺人現場に遺棄された死体みたいな事になった。 エリアルが疲れ切った声を出した。 「……何?」