それを、姉さんが支えるようにして、二人は傘も差さずに歩いて来た。 「な、何があったんだよ!」 「うん、家に入ってから言うね……鍵、開けてくれる?」 「それが、何故かチェーンがかかってて、 今まで入れなかったんだけど……」 俺がうろたえながら言うと、それまでほとんど目を閉じかけてたエリアルが、 ばつ悪そうに「あー」と、声を出した。